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杉板押縁仕上げの外壁

カテゴリー:設計

細長い三角形の敷地30坪に、6帖の小屋(サウナ室付き)を建築中。
外構も進んで、デッキの床と造作の板塀部分が終わると完成です。

柱や梁など構造材には、埼玉県産の杉と桧を使用しています。
ときがわ町や飯能辺りの森で育った木です。
外壁の杉板も県産材。ラフな表情の杉板に、押縁仕上げの立体感。良いですね。
大工さんの丁寧な仕事に感謝です。
塗装はリボス・タヤのペルシャレッド色…弁柄色のイメージです。
ベンガラは、京町屋などの伝統的な日本建築などで古くから使われてきた塗料です。
2辺を道路に挟まれた三角形の敷地は、大通りからも目に入る場所なので
ここに建つ小さな小屋は、街のランドスケープとなるように感じました。

「今この辺りに居るんだな」と、道行く人が自然と自分のいる位置をイメージできる。
街の風景、記憶の一部となるように。

建て主さんが沖縄出身であることも、この色を選んだ理由の1つですが、敢えてお話せず…
でも、現物の色見本を見て一瞬で気に入って下さったので、伝わっているような気がします。
完成したら、聞いてみよう。
次回は内部空間もご紹介できればと思います。
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